グラフィックボードの長さで性能は変わる?【For初心者By初心者】

グラフィックボードの長さで性能は変わる?PC

今回は、自作PC初心者の著者が初めてPCパーツを選択する際に一番悩んだ「グラフィックボード(グラボ・ビデオカード)」について調べました。

著者のメインPCは現在、Mini-ITXマザーボード&コンパクトケースを使っています。私のケースは、ケースの仕様で”グラフィックボードの長さは17センチまで“となっていました。
どれが良いのかと調べると、同じ「GTX 1660」や「RTX2060」などを搭載しているグラボでも、メーカー・長さ・ファンの数などが異なったモデルがたくさんあります。
初心者の私は、いったい何が違うのかと悩んでしまいました。。

そんな自作PC初心者の私が、調べてみてわかったことをここにまとめていきたいと思います。

そもそもグラボの長さはなぜ違う?

グラボには、「リファレンスモデル」と「オリジナルモデル」の2種類があります。
リファレンスモデルとは、グラボのチップであるGPUを製造するメーカーが製造したグラボのことです。
それに対して、各社が独自の機能や特徴などを盛り込んで作ったグラボのことをオリジナルモデルと呼びます。

ショート基盤の「ショート」はリファレンスモデルの長さに対してショートということになります。つまり、ショート基盤のグラボは、リファレンスモデルより短いという特徴を持っているグラボということです。

なぜリファレンスモデルと長さを変えたモデルを作るのかというと、リファレンスモデルでは大きすぎて利用できない、小さいPCケースでもグラボを利用できるようにするためです。
私のようにMini-ITXのマザーボードと小さいPCケースを使ってPCを組み立てようとしている人のために、各社メーカーがリファレンスモデルから改良してくれたモデルということですね。

グラボの長さで性能は変わる?

さて、ここからが本題です。グラボの長さは性能に関係があるのでしょうか?

初心者の私が色々調べた結果からいうと、グラボの長さと性能の関係性は「ものによる」ようです……初心者である著者からすると「ものによる」とか言われると余計に悩んでしまうんですけどね。。

ものによるといわれる原因を調べると、それはたいてい「グラボの温度」が原因となっていることがわかりました。

グラボの温度が性能とどう関係するのか、グラボの長さと温度にはどういう関係があるのかについて以下にまとめました。
同じく初めての自作PCでグラボについて疑問を持たれている方の参考になれば幸いです。

グラボの温度が高いと何が良くないのか?

グラボだけではなくCPUやそのほかのパーツにも共通して言えることですが、PCパーツは、電源を入れて稼働させると熱を生みます。

熱が生まれるのは致し方のないことなので、CPUの場合は上にファンを取り付けて風を当てて発生した熱を逃がそうとしています。メモリーにもヒートシンクと言って、発生した熱を効率よく放熱するための機構がついていることもあります。

PCパーツは、それ自身が熱を発しているからと言って熱に強いわけではありません。高温になると壊れてしまうこともあります。

自分が発した熱で自分自身が壊れてしまってはどうしようもないので、温度が高くなって危険になってくると、CPUやグラボのチップであるGPUは処理能力を下げます。動作を遅くすることによって排熱量を少なくし、自分自身の温度を下げようとします。

つまり、熱が高くなると、CPUやGPUの性能は下がってしまうということです。

ショート基盤は熱が上がりやすい!?

グラボの性能を下げる原因がショート基盤グラボにどう関係するかを調べれば、ショート基盤の性能についてもわかりますね!

というわけでショート基盤グラボは熱が上がりやすいのか?ということについて考えていきます。

ショート基盤は、文字どおり長さが短いグラボです。
リファレンスモデルやそのほかの長いサイズのグラボと比較して長さが短いので、排熱用のファンを設置できる面積も小さくなります。

このため、長いサイズのグラボと比較すると、ショート基盤グラボはファンの数が少ない傾向にあります。
数少ないファンでグラボが生み出す熱を逃がさなければならないので、ファンの性能が良くない場合は排熱が十分できずに温度が上がってしまうことがあります。

熱によって性能を下げずに最大限のパフォーマンスを発揮させるための対策としては、PCケース内に熱が籠らないようにすることが大切です。できるだけケース内の空気の流れが良くなるようにしましょう。

PCケース内の空気の流れをよくするためには…
  • ケースファンを増設する
  • ケースファンの回転数を上げる など

まとめ

今回のまとめです。

  • 温度が高くなるとグラボの処理が遅くなる
  • ショート基盤グラボはファンの数が少なく、排熱処理が良くないものがある
  • ショート基盤を使用する場合は処理速度を下げる原因になる熱に注意する必要あり

あとは、短いグラボは、そもそも排熱を抑えるために、同じチップ(「GTX1660」とか「RTX2080ti」など)を搭載した長いサイズのグラボと比較して、処理速度が少し抑えられている場合もあるのだそうですが……

実際にどれくらい違うのか、それによって体感的に差があるのかなどはわかりませんでした。。知ったかせず、このブログ記事では触れるのはやめておこうと思います。。

ひとまず、初心者は、PCケースの中が熱くならないように気を付けて空気の流れを考えたりパーツを選んだりするとよさそうです!

この記事がどなたかのお役に立てましたら幸いです。

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